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Feliの地図は、ひとつの部屋を小さく分ける

Siamese Cat Cafeで警戒しながら座るFeli。
実写 — Siamese Cat Cafeで警戒しながら座るFeli。
店の棚の編みかごで休むFeli。
実写 — 店の棚の編みかごで休むFeli。
カフェを探検しながら上を向くFeli。
実写 — カフェを探検しながら上を向くFeli。

Feliはカフェを大きな一室としてではなく、いくつもの座標として使っているように見える。見渡せる床、壁のあるかご、確かめたい棚、上から届く音。3枚は順番のある旅ではなく、安心を組み立てる点の集まりだ。

最初の実写では、白い胸と濃い顔の模様を見せて床に座る。片耳は画面外の音を追っている。プロフィールには、幼い頃に遺棄され、弱い子猫として世話を受け、小さな傷があると記される。ここでは過去を劇的に飾らず、今、開けた場所に座りながら注意を動かせることを見る。

次の写真では、木の棚に収まった編みかごの中にいる。かごの縁と少しの高さが、外を見ながら囲まれずに済む部屋をつくる。中へ手を伸ばすのは、彼女が選んだ利点を取り上げることになる。かごは誘いではなく距離の選択だ。

最後は体を斜めにして上を見ている。軽いじゃらしをゆっくり動かし、頭上を急に横切らせない。棚やかごへ戻るなら追わない。

Feliの自信は大きな一歩ではない。頼れる場所を一つずつ確かめた結果だ。来店者もその次の座標まで歩み寄ればいい。彼女に見知らぬ人との距離を一気に越えさせる必要はない。

床からかごへ、かごから上向きの視線へ。写真を追ううち、こちらもFeliの地図を少しずつ読めるようになる。近づけた距離より、彼女が次の場所を調べたくなる余裕を残せたか。その余裕の中で、好奇心は無理なく広がっていく。

開いた床、守られたかご、頭上の次の発見。Feliの自信を示す3つの座標。

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