


ドアのそばに座るNinaは、歓迎係とは限らない。音、動き、次の通路を確かめているのかもしれない。斑点のあるベンガルの毛並みは活発に見えるが、姿勢は慎重だ。
最初の写真では暗いマットの上で前足をそろえ、耳を立てる。進路を塞がず、前後左右のどこへも動ける幅を残して立ち止まる。
二枚目は丸い木製ベッドの中。高さは視界を広げると同時に、人の手から距離を取る。叩いて振り向かせたり、入口へ引き出したりしない。プロフィールにはMiraが双子で、2匹とも保護下で生まれたとあるが、記載日には矛盾があるため店の訂正を待つ。
最後はラタンの椅子の近くで顔が少し近づく場面。低い手やおもちゃを差し出せても、検査と撤退はNinaの仕事だ。Miraのほうへ向くなら、そのまま終わってよい。
入口、見張り台、近い好奇心。Ninaは自動的な挨拶をしない。部屋が理解できた時に、自分の足で境界を越える猫だ。
ドアのそばで止まる姿を「ためらい」と決めつけなくていい。Ninaにとっては、音と道順を集める能動的な時間かもしれない。こちらが半歩待つと、次に動くのが人ではなく彼女になる。その一歩がこちらへ来るか、ベッドへ戻るかは分からない。分からないまま待てることが、出会いの予感をいちばん長く保ってくれる。
入口、見張り台、近い視線。常にNinaの速度で進む3場面。